リインカーネーションの花弁第37話 たがう標 のネタバレ感想をお送りします。
リインカーネーションの花弁 あらすじ
花弁が散るところ、廻りものあり・・・ 前世に輪廻返りを起こすことができる、輪廻の枝を使い異能の力を得たものたち。 偉大な兄を持ち、劣等感に苛まれていた扇寺東耶(せんじとうや)が江戸時代の剣豪:武蔵の才能を得た灰都=ルオ=ブフェット(はいと=ルオ=ブフェット)と出会うところから物語は始まる。 自身も輪廻の枝で「先祖返り」を果たした東耶が目指すところは?
いよいよ本格化したVS偉人の杜。
圧倒的戦力差に対して、東耶が打ち出した結論とは?
偉人の杜どころか、廻り者全ての自滅という作戦を打ち出した東耶。
これに対して、旧偉人の杜メンバーたちの反応は?
リインカーネーションの花弁第37話:たがう標 のネタばれ・感想いきます。
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灰都の反発と、あくまでも廻り者の全滅を提起する東耶。
東耶の提案を受け、愕然とするメンバー。
灰都:「は?冗談でしょ?」
「その”種”ってのがあるかどうかは別にして、みんなで死んでそれで終わりにしようって?」
憤りを隠せない、灰都。
灰都:「全ての元凶であるナイチンゲールを倒せばそれで済むことでしょ!?」
「操られてるノイマンやニュートンのことだってあるのに・・・・!」
それでも、冷静に東耶は続ける。
東耶:「事態はもはやそう単純にはいかないんですよ。」
「罪人軍との戦いのように、もはや廻り者同士だけの問題では無くなってきている」
「全人類が・・・世界中が巻き込まれ。各国が競って廻り者を・・・」
灰都がその言葉をさえぎる。そして、叫ぶ!
「複雑だから!出来なそうだから妥協するの!?」
「廻り者(わたしたち)の全滅で!?そんなのふざけてる!!」
納得できない灰都はさらに続ける。自分の思いを。
そして、灰都は東耶が項羽から預かったデータのことについても触れ、東耶がなぜそんな考えに至ってしまったのかを問い詰める。
みんなの思い、それを託された。導かれたはずなのに。
その憤りに、アインシュタインが一言。
アイン:「ちょっと落ち着いて。東耶の頭が切れるから、代表として推したんじゃない。」
内心面倒だと思いながらも灰都を落ち着かせる。
(東耶の言動に動揺するのはわかる。でも、戦力もアジトすら分からない状況で仲間割れなんてもっと最悪。)
(今は人間側の戦力も必要な時期だわ。輪廻の枝についても、独自の研究を続けてきている。)
(協力する以外に選択肢はない!!)
東耶の考えを理解できない灰都
アイン:「ね、東耶。本気で廻り者一掃なんて考えてないわよね?」
「とりあえず人間側と協力して偉人の杜に近づこうって考えなんでしょう?」
思考を巡らせながら、東耶へ意見する。
しかし、その返答は?
東耶:「いえ、人と廻り者、どちらかしか残せないなら廻り者(ぼくたち)が消えるべきだと考えています。」
「だってそうでしょう?どんな人間になっていようと崇高な志があろうと、僕たちは所詮一度生をあきらめた側なんですから。」
パンッ!!
病室に、灰都が東耶のほおを叩く音が鳴り響く。
灰都「・・・・・ッ!!東耶は、そんなこと絶対に言わないって信じてたのに!!」
そう言った灰都の顔は、涙でぐしゃぐしゃになっていた。
呆然とする、東耶。
我慢しきれなくなった灰都が、能力を発動させる。
「きませい、骨切り、肉削ぎ」
場面は代わり、北束。
シミュレーションオートマトンの破損した山の上の、北束。
実際、北束の計画は順調だった。東耶の協力によって。
東耶の負い目を利用した協力依頼。しかし、そういった汚い手を使ってでも勝たないといけない戦いということは、北束自身分かっている。
それでも。
北束「あいつが全てを放り出しても、それでも良かったんじゃねえかとも思うんだよ。」
(痛ましいほどに東耶はいろんなことに巻き込まれてきた。せめて最後くらいは身重に溺れて死ぬよりも身軽に自由に死ねた方がいいんじゃないかってな。)
北束「・・ま、全部抱え込むのが東耶らしいがな。」
同僚からの報告は、北束配下の黒鋭隊に扇寺東耶が仲間に加わる可能性について説明した結果についてだった。
東耶に助け出された部隊長によって、思ったよりもすんなりと受け入れられたようだった。
その報告を受けた直後。
ズンッ!!ガタガタガタッ!!!
すさまじい轟音がこの基地を揺るがす。
北束「敵襲か!?」
その轟音は、灰都が基地の壁を自らの能力で破壊した音だった。
大きく破損した壁にたたずむ灰都。
「私はあきらめない。」
「父の道場の再興の夢。みんなが笑いあえる結末。」
「理想論だって笑うなら!私だけでもやってやる!!」
叫ぶアインシュタイン。
アイン:「待って!武蔵!!」
制止もむなしく、灰都は壁の向こうに姿を消した。
呆然と立ちすくむ、東耶。この仲間割れはどのような結末をもたらすのか?
リインカーネーションの花弁 第37話感想
前回の話から、こういった結末はある程度予想出来ていたとはいえ・・・。
東耶がもはや思考停止状態ですね。
灰都の回復を喜んでいたのに、この仕打ちですから。
回復を喜んでいたのに、「死んでくれ」って言ってるようなもんですから・・・。
そもそも、「輪廻の種」が見つかって壊したとして、本当に全ての廻り者が消滅するとは限らないと思うんですよね。
とはいえ、可能性の一つとしてはあるんですが。
東耶もあまりにもストレートに言いすぎだし、そもそも種を見つけてからどうするかを考えるという手もあったんですがね。
そういう意味では、アインの言っていた「とりあえず人間に協力して偉人の杜に近づく」と言うのはあながち間違いでもない。
ここで仲たがいしたのは失敗ですよね。明らかに。
一人になった武蔵が偉人の杜に狙われるのは確かですが・・・。
他の野良活動の廻り者がどう動くかもポイントですね。
味方になるのか、それとも・・・?
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